(シンラ)
何もできていないことを考えても時間の無駄だ!
とりあえずやってみないと!
(リヒト)
大概の問題は「いいからやれよ」か「やめちまえ」でカタがつくからね。
彼は利口っスね。
(リヒト)
まずはスタートラインに立たないと、考えるべき本当の問題にすら気が付かない。
難しい問題ってのはやってみないとわからないから、難しい問題なんスよ。
炎炎ノ消防隊という漫画の第六拾四話(64話)で、主人公の森羅(シンラ)が新しい必殺技を会得しようと苦戦する場面、科学者のリヒトがこんな発言をしています。
どうやればいいか全くわからないものに取り組む時、思考停止に陥りがちです。
頭の中だけで考えて、結局時間だけが過ぎていく。
そんなことってあると思います。
僕も頭でいろいろ考えようとしてしまって、もっといい方法があるんじゃないかとか、これじゃだめなんじゃないか、ということばかり考えて結局何もできないまま、という経験がたくさんあります。
でもそんなときこそ、スモールステップで何か出来ることからやってみる、試してみる、ということが大切なんだと思います。
繰り返していくうちにコツを掴み、気が付かなかったことに気が付き改善出来る。
そういう、良い循環が生まれてくる経験もたくさんしました。
受験の相談を受けるときにも、
せめて公立高校くらいには・・・
国公立大学ならどこでも・・・
なんていう発言が聞かれることもありますが、実際はどれだけ大変なことか分かっていないことが多いんですね。
やったことが無いから仕方ないんですが、残りの時間とやるべきことを全部把握したとき、驚いたり絶望したりすることが多いです。
でも、そこで立ち止まっては期限は迫るばかりなので、今分かったことをラッキーだと思って、その状況からひたすらに少しずつでも始められるか、というところが運命の分かれ目だと思います。
まさに
まずはスタートラインに立たないと、考えるべき本当の問題にすら気が付かない。
ということ。
だから、「何からやっていいか分からない、何したらいいですか。」という質問だってウチの塾ではOKです。(最初は)
だんだんと、「これだけやることあるんですけど、どれからやったらいいですか」「これで足りてますか」みたいな質問に変わってきます。
大事なステップだと思います。