いやぁ、見事でした。
1人で何役も演じ分け、扇子と動きで蕎麦を見せる。
でもそれは、噺家さんの演技力もさることながら聞き手の想像力がないと成立しない芸ですよね。
分かりやすい情報というのは今の世の中に溢れています。
YouTubeやテレビを見れば、テロップで補足。
聞き取る必要が無いくらいに字幕に起こされています。
小説はライト化し、ドラマや映画もテンポ良く話が進む。
辛いとか苦しいとか、嬉しいなんていう主人公の感情は、言葉にして全て喋らせる。
そんな時代です。
古典芸能として大成して現代まで楽しまれている落語には字幕はないし早口だし、着物着た人が1人で何役も演じながら噺をする。
聴く側が想像力を働かせて、あたかもそこに本当に蕎麦があるかのようにして見る。聴く。
言葉や話の伝達って、ある意味そういう自由なものであると思いますし、そういう想像力がコミュニケーションの力になっていくのだと思います。
勉強においても、
自分の頭の中で映像化する、つまりイメージする事がどんなに大切な力かと。
理科の実験や、
歴史上の出来事、
小説の一場面や、
数学の文章題での説明
こういったものを、想像して組み立てるには、小さい頃からの問いかけやイメージする訓練が必要だと思いますね。
落語、楽しいしおススメですよ😃