自習中心の明正塾ですが、高校生は毎週金曜日にMUST DAYがあります。
少し前から始めた小学生から対象の超基礎講座では、アルファベットを鬼キレイに書く!というところから本当にスタートして、まだアルファベット書いています。
前回少しだけ、品詞(名詞や動詞など)の分類を丁寧に解説したくらい。
品詞の分類なんて、小学生にはまだ早いとか、これは難しいだろうなんて思うかもしれないですが、大人が勝手に想像して決めつけて今は教えない、みたいなのってナシだなって思うわけです。
案の定、名詞ってこういうものだよと丁寧に基準を確認しながら説明したら、みんな口々に apple, banana, school, soccerと名詞の例を自慢気に正しく発想できます。
この時は名詞・動詞・形容詞・副詞・接続詞とまず5種類やりましたが、その時の板書を残しておいたんですね。
そしたら今日、金曜日の高校生MUSTDAYでそれをみた高校生たちがスマホで写真を取り始める。
あ、なんかこれ大事だぞ。
知ってるようで、なんとなくやってて、ちゃんと説明できないぞ。
そんなセンサーが反応したんでしょうね。
もう共通テストまであと80日を切った高3生も含む、高校生みんなに対しても、品詞の説明から入ります。
みんなで意見を出し合って、基準の擦り合せをしながら丁寧に進めていきます。
きっと、品詞や5文型って一度は学校でもさらっと触れていたはず。
でも、単元としてはかなり初めの方にあって、英語が何たるかの知識が乏しいまま、ルールブックの細かい設定だけ教えられるからなかなか頭に残りませんよね。
だから、ここでもう一度、品詞と5文型なんです。
見たことのある単語や、英文や、英文法の知識がある程度貯えられたこのときだからこそ、
品詞とその役割はなんだ?
5文型ってこんなに便利なのか!
と実感できると思うんですね。
まさに、今日の塾生たちの顔はこれでした。
おおお。なるほど!
わかるぞ〜、そういうことだったのか!
と点と点がつながる瞬間がきっとあったはずです。
マーク式の試験においては、各問題は正解か不正解しかありません。
問題の8割位分かってても、間違えた答えを選んだら当然0点です。
でも、後2割の理解と知識で届いていたかもしれない。
その2割を、この英文の土台づくりで底上げしたい。他の教科にも生かしてほしい。
そういう想いで、いまだからこそド基礎をみんなにやっているわけです。
小手先のテクニックや、やったこともない問題に取り組むよりも、まずは今までやってきたことが本当に確実に出来るのかを確認して穴を無くすことが、なによりも最優先だと思います。